【ほっこりあーとのとのと】能登支援活動報告(Vol.7:2024年6月)

6月8.9日と7回目のアートセラピーを届ける能登支援に行って参りました。
土日の七尾駅のビルは屋台村が出ています。平日とはまるで違い学生さんも居て賑わっていました。今回は、七尾市内は避難所へ、能登島はマルシェの出店です。

 

避難所へ

避難所は街の賑わいとは変わりいつも通り静かでした。トイレはまだ仮設トイレで、建物内のトイレは相変わらず使えませんでした。
ロビーのテレビの前には数名の方が居て静かに過ごされていました。
顔を出すと、いつも「あ。アートの人だね」と言って必ず参加してくださる方が居ます。

「今日はなにをやるの?」といいながら腰をかけていました。今回は能登島のマルシェで行うアートの簡易版でソルトアートをしました。
瓶の中の層を地層に見立て、「自分だけの大地を作る」アートです。その方は「平和の大地」という名前をつけて大切そうに作品を持ち帰られました。
その方とは、回を重ねる度、さまざまにお話をさせていただいたこともあり、その一言の現わす重みが私たちセラピストにも伝わってきて、思わず涙ぐまずには居られませんでした。

 

和倉への視察

今回は和倉温泉で屋台村の市に島っ子でもお世話になっている方が出店されていると言うことで夜ご飯を兼ねて、行ってみることにしました。ちょうどお祭りもやっていてたくさんの人たちが集っていました。その賑わいに本来はこんなに活気があるのだなと教えてもらったようでした。

とはいえ、建物の写真を1枚だけ残しておきますが、地盤のゆがみ建物の損壊はものすごいものでいろいろな損壊した建物を観てきては居ましたが、大きな建物の損壊はかなり、いえ言葉を失いほどショックでした。地面には長い亀裂が走り、海に面した場所は隆起してコンクリートが信じられない高さに割れて人の高さぐらいの山が出来ていました。

復旧が追いつかない現状を目の当たりにして、ショックでした。そのような中でやれることマルシェや屋台村で復興しようとする人たちの様子にただ尊敬の気持ちと何かお役に立てることならばと明日のマルシェを成功させようと、気持ちを新にしました。

 

能登島復興マルシェ

能登島地域つくり協議会の方から、島民の自立の為のマルシェに参加して欲しいと頼まれたのは1ヶ月前のことでした。
いろいろな物資をもらうというフェーズから自分たちでお金を払いそして、お金を得るというフェーズに変化していきたい。「子ども未来さんも、他の店がお金をもらえるように、お金をもらってお店を出してください。」そんな趣旨のお話を聞いて、私たちもチカラになれるものならば!と言うことで、マルシェに出店してきました。

今回は「自分だけの大地を作ろう」と言うテーマで、瓶の中に地層を作り、ぎゅっと塩を満杯まで詰めて、しっかり蓋をします。そして瓶の蓋の上にこんな景色こんな風だったら良いなと言う世界を乗せました。
このアートのヒントをもらったのは、初回の島っこのある子のアートワークでの作品でした。お花紙をぬらして、何層にも何層にも上から押して押して押し固めて地層を作っている子が居たのです。他にも粘土のワークでも粘土を器の中にぎっしりと隙間なく詰めて居る子が多く居て、器にしっかりと隙間なく安定的に詰め込むという行為が、みているセラピストにも何か癒やしがあるような、安定が生まれるようなそんな行為に見えたからでした。

見た目も鮮やかなソルトアートは特に女の子達に大人気でした。

家族で1つの瓶を作った方はとても印象的で、家族で色を一つ一つ担当して、家族で大地を作り、蓋の上には家族全員が乗せたいモノをのせて、お父さんがみんなを尊重しながらそれをとりまとめる。お母さんも一緒に工夫しながら。

そして蓋をしっかりと閉めるときには「もう二度とうごかんように」といった台詞が心に刺さりました。

一緒に出店していた金沢から来たフリースクールのメンバーはお祭りさながらの出店を出し、伝承遊びのプレーカーは広場いっぱいに、遊びを提供、地元の子どものためのグループは駄菓子屋さんを出し、他にもマッサージ、ネイルアート、地元の人たちの食べ物屋さん、大賑わいのマルシェになりました。
その景色を今までご支援くださっている皆さんにもお見せしたかったです。たくさんの子どもと大人が皆広場で楽しく遊び、ウクレレを歩きながら弾く人が居たり、おだやかな光景。能登の方々のおおらかさ、強さ、暖かさそんな魅力を感じる日になりました。

また、こちらの売り上げは、すべて能登島地域つくり協議会への寄付とすることにしました。

画材費は日本財団様の支援金でまかなっています。これも、支援の延長の一つだと日本財団様がご理解を示してくださったことで実現しました。

次回のマルシェはティラノサウルスレースをするとのことです。ティラノをテーマにアート考えてもらえますか?というお題をいただきました。
こういう提案は、子ども未来は大々大得意です!

「子どもの表現を止めない!その思いでここまで来ています。」今回マルシェというお店屋さん側にまわれたことで、本当に島の大人の人たちが、だんだんと子どもの場を取り戻せているという証拠なのだと嬉しく思っています。
あと少し、そばに居させていただきます。そして静かに子ども未来はお役目を終えるときが近づいているのかなと、ものすごく寂しくはあるけれど、みんなが元気になることは嬉しくもあるのです。

 

活動報告


こちらの活動は4月9日にベネッセこども基金様と日本財団様からの助成金の活動対象事業となりました。

応援してくださっている皆様からいただきました募金で出発させて頂き、その後助成金が振り込まれ、現在はそちらで対応させていただいております。
皆様からいただきました募金は今後助成金額ではまかないきれない、部分もありますので、そちらへ再び活用させて頂きます。

これからも引き続き見守って頂けたらと思います。
初動をいち早く安心して行動できましたのも、皆様から募金があってこそです。ありがとうございます。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう