こんにちは。
埼玉県朝霞市で活動している『まんぷくSUN』のアートワークセラピストの清水幸恵と三宅真理子です。
『まんぷくSUN』は、朝霞市にある自然豊かな朝霞の森で月1回日曜日に開催している小学生を対象にした野外で行う今年で12年目を向かえるアートワークセラピー教室です。
教室ビジョンは「あなたもわたしも太陽のように SUN SUN と輝くと、こころもからだもまんぷくに!」
参加するみんなで安心で安全な場所を自ら作り出し、やってみたい!おもしろそう!を思いっきり自由に表現することを大切にしています。朝霞の森の自然の恵みは子どもたちの自由な表現をさらに引き出してくれ、創造力、可能性、自主性を育て、「夢をかなえる力」を成長させていきます。
私たちの活動を大きく包みこんでくれる朝霞の森で、太陽のように SUNSUN と輝く元気な子どもたちと毎月楽しくアートをしています。
2023年度3月の修了式のワークのご報告
今期最後のワークということで、子どもたちと一緒に、この1年どんなワークをしたか、どのワークが楽しかったか、どの場所が好きだったか、などワークの写真を見ながら話してみました。
そして、振り返ったところで、今回は、この大好きな朝霞の森で、さらにじぶんが居て嬉しかったり、安心して居心地よく過ごせる場所作りをしました!
画材は段ボールです。段ボールワークは子どもたちが大好きなワークの1つです。
スタッフが用意したたくさんの段ボールの中から、大きな段ボールや小さな段ボールなど、じぶんがピンとくるサイズの段ボールを嬉しそうに選んでいきます。
入って居心地のよさを確認中
私は、子どもたちが画材を見て、目をキラキラさせて選ぶこの瞬間がとっても好きです。
きっと、彼ら、彼女らの心のなかでは、「アレ作りたい!」「コレってどうなるかな!」のアイデアやひらめきがいっぱいピカピカと輝いていることでしょう。
そんな瞬間に立ち会えるとき、私の心もウキウキわくわくしてしまいます!
そして、今回の修了式では、1年生になる前からまんぷくSUNに遊びにきてくれていたAくんが卒業です。
お姉ちゃん、お兄ちゃんに連れられて小学生になる前から遊びにきてくれていたAくん。
そんなAくんが6年生になり、来年からは中学生です。
6年間、いえ、それ以上にまんぷくSUNに通い続けてきてくれたことに感謝の気持ちがいっぱいです。
また、中学生になってからも、中学生サポーターとして、通ってきてくれていたHちゃん、Hくんも来年からは高校生です。
まんぷくSUNでは、兄弟・姉妹で長年通い続けて来てくれる子が多く、そして、嬉しいことに、小学校を卒業したあとも、サポーターとして中学生になってからも関わりつづけてくれる子が多いです。
こんな風に、長年にわたって、子どもたちの成長に関わっていけることが、本当にうれしいな、とつくづく感じます。
Aくんも、中学校進学後も、また遊びにきてくれたら嬉しいな、と思っています!
卒業おめでとう!
まんぷくSUNでは、様々な画材を使ってアートワークをする教室ですが、「大人も子どもも参加する人がみんなで安全で安心で楽しい場所を作り出して過ごす場所」です。
そのことを改めて話したあとに、安全で安心して過ごせる自分にとって心地よい場所ってどんなところかな?そこにはどんなものがあったらいいだろう?そんな問いかけをしてワークを始めました。
まんぷくSUNで自分がどんな場所を作り出してきたのか、これから作り出していきたいのか、そんなことも考え感じながら今年度の最後のワークを楽しんでくれたら嬉しいなという想いでした。
勉強もゲームも集中してできる場所を作成中
居心地のよい場所作りに集中!
今年もまんぷくSUNは朝霞の森の中の様々な場所で過ごしました。特に子どもたちがお気に入りなのは木の上。色んな木の上にも登りました。
それ以外にも雨の日はテントを立ててテントの中で過ごしたり、落ち葉プールで落ち葉に埋もれたり、果樹園で実を食べたり、ススキの迷路の中を散策したりもしました。
コロナ禍でソーシャルディスタンスのために一人一人のブルーシートでアートしていたのが、一枚の大きなブルーシートでみんなで寄り添いながらアートするようにもなりました。
まんぷくSUNでアートをしながらも、自分自身で心地よい安心な場所を探し、そして自分の力で作り出していくというのは生きていく上でもとても大切な力になると思っています。
2023年のまんぷくSUNのテーマは「ときめきジャーニー」でした。
様々な場所で、自分のときめくものや好きなもの、未知なもの、時には苦手なものも?たくさんのものに出会いました。
いつでも安心して戻れる場所があるということが、新たな旅に出かけるときに勇気や一歩踏み出す力を貸してくれるのではないかと思っています。
卒業していく子たち、新しい学年になる子たち、次はどんな旅に出てどんなものに出会っていくのかとっても楽しみです。
修了式は終わりと同時に始まりに向けての力をくれる日だと感じています。
子どもたちの楽しそうな満足そうな姿を見て、私自身のこの一年も承認してもらえたら気持ちになりました。