子ども未来通信第14号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

ーMENU-
1:コラム モーリーの森
2:現在募集中の講座や教室情報
3:次回のお知らせ


みなさんお正月はいかがお過ごしでしたか。

私は日本の食生活の中に「自然」や「アートセラピーの要素」が
含まれていると感じるお正月でした。

アートワークセラピスト兼 もうひとつのライフワークとして
奈良で食に関する店、カフェを営んでおりまして。

「おせち」をつくって提供させてもらっていますので
毎年12月になるとその準備が始まります。

【昔ながらのおせちから思うこと】

元旦は、1年の始まりに感謝しお祝いし、健康や豊富などを思い描きながら
召し上がっていただく機会でもあるので
食材ひとつひとつ漏れのないように中に入れるものを厳選し丁寧に準備していきます。
この準備、大変ですが一つ一つの食材の意味を知ると
こちらも縁起に触れさせてもらうようでわくわくしてきます。


くわい:大きな芽が出ますようにという出世を願う気持ちが込められています

梅の花びら人参:花が咲いた後に必ず実を付けるので縁起がよいとされている

他にも五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄など家族の幸せを祈る縁起物として
山の幸、海の幸 いろんな自然の恵みを使います。

昔の先人たちが食材に意味づけをして、華やかな気持ちになり、
食べたときにパワーアップするようにと外見も中身も美味しい食材を
重箱に盛り付けていくのです。
その段階で視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚の五感を使います。
それはまさしく、アートセラピーで五感を刺激するのと似た感覚。

【五感を使うことは自分を大切にすること】

自分の身体の5つの部位から入った刺激は、脳に伝達されて
なにかを想像したり、感じたり、考えたり、言葉にしたり、
ひらめいたり、動き出したり
という次のアクションに変化します。
5つの部位からの刺激。脳にとってすごい情報量です きっと。
その情報 脳だけじゃなく 「心」という目には見えない部位でも
受け止めてると思います。
そしてそれを、好き、嫌い、普通、すごくいい、など正解、
不正解という答えではなく
自分の心が感じること。大袈裟な言い方をすると「自分だけが感じれること」
五感への刺激とは、自分の心がなにかを感じることのきっかけで
「個性」を育てる糧になっているのではないでしょうか。
「私はこう感じる」「私はこう思う」という他の誰でもない
「私」が感じていることにまず気づくことは自分を大事にすることにもつながると
思います。そしてそこがまさにアートセラピー要素だと私は思っています。

【何でもアートに変わる】

「ママ、見て」のコールが増えてくる5~6歳、自分の感じ方、思いが芽生えて
言葉に出したい、何か形に出して表現したい アウトプットしたい!のお年頃です。
赤ん坊のころから「おせち」の準備を見てきた娘、6歳のまるちゃんも
子どもおせちを見よう見真似で盛り付けして自分用おせちを作っていました。


ひとつひとつの食材の意味を今はよくわかっていませんが
こういった準備を楽しんでやってます。
食べることはもちろん、料理を手伝うこと、
アートワークセラピーでの創作などで五感を刺激する体験は
好奇心旺盛な子どもたちにとっても楽しく個性を育む大事な体験です。
ご家庭の生活の中のアートセラピー要素は、かけ離れたものではなくとっても身近で
日常の中にあります。
お正月以外にも日本の食文化の中に「喜ぶ」「幸せ」「感謝」を食で表現する機会が
色々とありますのでお子さんがお手伝いできるような環境を
ママやパパ、身近な大人と一緒につくってみませんか?おすすめです。

written by アートワークセラピスト モーリー(桝岡未佳)
主宰教室
モーリーキッズわくわく冒険隊

現在募集中の講座や教室情報

子ども未来では、クラスの他にも、いろんな講座があります。

子どものクラスはアートを通して、その子らしさに出逢う事ができます。
各教室素敵なセラピストがいますよ!
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すべて、自分を生きる事に繋がる講座です。

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次回のお知らせ

次回はちゃいの子育ても楽しくアハハとセラピストマインドがきらりと光る
「アートワークセラピストのアハハコラム」です。
お楽しみに!

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