子ども未来通信第16号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

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1:コラム モーリーの森
2:現在募集中の講座や教室情報
3:次回のお知らせ

外遊びで子どもたちは
どんな力を養っているでしょう

今回は外遊びにアートが加わり
子どもたちの想像力と創造力、共同創造が
生まれたお話をお伝えしたいと思います。

【アートが遊びに取り入れられると。。。】

アートセラピーだと私は思うんです。

家の前に滑り台がある公園?というか
広場があるのですが

お花がちらほら咲き
木がポツポツと植わっています。

滑り台以外の遊具がなく
近所の子ども達が
鬼ごっこしたり
かけっこしたり
かくれんぼ、砂いじりをしている光景を
よく見かけます。

これらの遊びの後に
普段から自然素材を集めてきては
何かつくりたがる

まるちゃん(6歳になる娘 子どものアートセラピー教室にも参加中)が
近所の子どもたちに
ヒミツ基地をつくろうと促していました。

【ともだちとつくる・・・は共同創造】

まるちゃん:
「家にあるいろんな画材をもっていっていい?」
わさわさと近所の子が3人ほどついてきて

わたし:「なにするん?」
まるちゃん:「ヒミツ基地つくるねん」

わたし:「ヒミツ基地つくるのになにがいるかな?」
子どもたちしばらく考えて
鉛筆や紙、シール、ボンド
必要なものを自分でかき集めて
まるちゃんもっていきました。

どんぐりを集める子
花びらを集める子
葉っぱを集める子

手分けして色々集めています。

遠目から私が見ていると
子どもたちに「手伝って」と言われました。

子どもたちのヒミツの基地に
招き入れてもらえたので

どんぐりを言われるがままに
集めつつ
つくっているところを見させてもらいました。

自然のものをボンドでひっつけ
それが何かはお互いよくわかっていないようですが

よくも悪くも評価はなく
どんどん何かを夢中につくっています。
このプロセスこそ アートセラピー

そして秘密基地の場所に並べて。。。。

つくったあとは
満足気な様子で
「また遊ぼうねー」と
各々家へと帰っていきました。

子どもたちが帰った後も
まるちゃんはひとりヒミツ基地を飾り付け。

【創造と破壊    子どもの心を育むプロセスアート】

風で飛んでいくかも  と私がいうと
「いいねん」とあっさりな  まるちゃん

砂山など外でつくったものって
放置しているといづれ壊れたりなくなったりしますね。

でも自分の思うままに体験すると
すっきりした気持ちや
満足な体験が心に残るんでしょうかね。

砂場や積み木などであそぶ
子どもの行動には

つくっては壊し
また繰り返しつくる

創造と破壊   という
心の成長に必要なプロセス(過程)を
遊びながら体験しています。

壊す、なくなる そのことから新しいものをまたつくるということや
壊れる、なくなるから大切にしようとか
人間関係、コミュニケーションを学びます。

心の発散や快感、整えていくプロセス(過程)を
子どもたちは日常のあそびでも体験します。

遊びにアートが加わると。。。
まさにアートセラピー

子どもたちの行動の意味を見守るわたしたち大人の
ちょっとした意識で
存分に子どもたちが体験できたら。。。

子どもたちがつくる未来はどんな未来になっていくでしょうね。

written by アートワークセラピスト モーリー(桝岡未佳)
主宰教室
モーリーキッズわくわく冒険隊

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「アートワークセラピストのアハハコラム」です。
お楽しみに!

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