子ども未来通信第43号 アートセラピストのアハハコラム

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

アートセラピストのアハハコラム

5月になると、こんな話題が多くなります。子どもが「学校に行きたくない。」さてあなたならばどうしますか?

 

子どもを尊重するあまりに起こる弊害ありませんか?

今回はあえてこのテーマを書いてみようと思います。

子どもが行きたくないといっているのならば、ムリに行かせる必要はない。最近の回答はこれが主流です。
しかし、子ども未来研究所のちゃいはあえてここに切り込んできたいと思います。本当にそうでしょうか?と。

子どもを尊重して育てましょう!」と言っている団体の私がこのようなフレーズ「尊重する余りに起こる弊害」を書くには訳があります。

さて、子どもが学校に行きたくないと話します。そうしたら、きっと「どうしていきたくないの?」と聞くのが、子どもを尊重すると言う視点の子育の流儀で言えばそれが一般的でしょうか。すると聞こえてくるでしょう「休みたかった。」「親といたかった。」「友達と会いたくなかった。」「もっとゲームをしたい。」いろいろな理由があるのではないかと思うのです。

ここで、大抵の親御さんは子どもを尊重するのだからと、思いながらもそれを了承するかどうか本当にいいのか?を迷うのではないでしょうか。「行かせるべきか休ませるべきか」。。。

 

こんな関わり方を提案します

ここからが、子ども未来ならではの「子ども達はわたしたちの未来」というスタンスの関わり方です。

子どもに自分を尊重して欲しいと始めた子育て、ならば自分を尊重する姿を見せる。まずは親がそれを実践するのです。
子どもが、学校に行きたくない理由を聞いて、親の自分自身は、どう感じて、どうしたいと思ったのか。

例えば「今日は身体を休めたい」と言ったとします。さてどう感じるか「休ませてあげたいな」と思うかも知れないし。「休んじゃ駄目だ!」と思うかも知れない。

 

自分自身の価値観を知る

「そう思ったのはなぜ?」と改めて、自分自身にも子どもに聞いてあげるのと同じように聞きます。「いつも頑張れ頑張れと親に言われて育って、自分は休めなかったから休ませてあげたい。」「頑張るのは当然だから、頑張れといいたい。」

そのように、自分が思うやりたいことの根っこを見ていく。そして自分がどんな価値観で子どもに接しようとしているのかをもう一度見直すそのチャンスをもらった、そんな考やり方です。

 

自分も子どもも大切にすること

自分の価値観は本当に今後も自分の人生に必要な価値観なのか。自分はどうしたいのか何を選ぶのか。
「子ども達はわたしたちの未来」というやり方でかんがえるならば、今伝えたい価値観は何なのかをもう一度自分で整理するのです。

子どもを尊重した子育てと、セットになること。それは子育てをする自分自身を尊重することです。

それでなくては、ただの子どものいいなり、奴隷化現象もしくは従わせようとする上下関係になってしまう。そのように考えます。
そこに育てているあなたの気持ちはありますか?どうしたいとおもったのでしょう。

そんな風に考えたら、思ってもいなかった回答が降ってくるかも知れません。
そこに創造性があるのではないでしょうか?

 

親は大変だよというあなたへ

親としての価値観を選んでいくことはとても覚悟と決意がいることだと思います。
時に怖くて足がすくむこともあるかも知れない。そして価値観がみえてこない人もいるかもしれません。
こんな提案文章を書いてる私も同じです。子どもに幸せになって欲しいと願えば願うほど、自分の決断が恐ろしくなることもあります。

だからこそ思うのです。そんな時こそ。どうぞ、周りのチカラをかりてください。

私も、ママ友とおしゃべりしたりセラピスト仲間との話をし自分の価値観の話をします。
子ども未来には、親のためのクラスも子どものクラスもあります。

アートセラピーを基にした言葉でまとめるのが苦手な方は是非アートカウンセリングもあります。どうぞ繋がってください。いつでもお待ちしております。

そう書いていくと「宣伝か。」と思われるのも嫌なので、最近では子育て相談や、自治体のいろいろや、学校の先生。学校のカウンセラーさん。
子育ての繋がれる場所はたくさんあります。

人は10人10色。子育ても10人10色。私だからこそ出来る自分らしい子育と言う名の自分育てがあるのです。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう