子ども未来通信第47号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。



 

学校が休み中、 子ども達はどんな時間を過ごしていますか

夏休みも残り2週間を切りました。
子どもの夏休みについてあれやこれやと考えた親御さんもいらっしゃったのではないでしょうか。
「貴重な経験をさせたい」と、あれこれと予定を詰め込んだり、たくさん習い事をさせたというご家庭もあるかもしれません。

幼児心理学の教授曰く、子どもは身の回りのものに自ら価値を見いだし、夢中になって遊ぶ経験を通じて、主体性や能動性を養っていく。
こうした力を養うには、まだ論理的な思考ができないので、直感やひらめきで行動する7、8歳ごろまでの時期が、特に大切だそうです。

とくに特別なことはしなくても、直感、ひらめき、行動で夏を有意義に過ごすことができるようです。

その時期にどんぴしゃりな娘、

 

まるちゃん8歳の夏休みは。。。。

まるちゃんの直感、ひらめきで夏祭りの企画を私に促してきました。
2年生全クラスの子たち(総勢38名)自分を省いて37名に夏祭りのお手紙を自分で書いて男の子、女の子合わせて10人くらいが続々と来てくれました。
すごい集客ですね。

以前のハロウィン、ひな祭り、と、学校ではない行事を通して娘の学校の子ども達が何人来てもびっくりしなくなりました 笑。

環境づくりに慣れてきた母、モーリーです。

子どもたちが親御さんと一緒に来てくれるおかげで、色んなお母さん方と顔見知りとなりました。

「面白い企画をありがとうございます!」
「休みの日にこうやって子ども達が一緒に遊べる時間を作ってもらってありがとうございます」
何回かお会いするうちにお母さん方からこのような感想を言ってもらえるようになりました。

嬉しい

私が企画したことではなく、まるちゃんやまるちゃんのお友達が創り出す時間でそこで私ができることは、子どもがやりたいと思うことを聴いて準備を少し手伝ったり問いかけをしたり、安全をつくりだすことで長年携わらせてもらっているアートセラピー子どもクラスでやってることが普段の日常生活にも反映されることがいつの間にか私にとってごく自然なこととなっているとまるちゃんのひらめき企画を何回か開催しているうちに気づきました。

 

まるちゃんが考えたお祭り企画は

おめんづくり、かき氷、ヨーヨー釣り、手作り金魚釣り。

あっつい空気の中、それが、子ども達の発想で洋服べっちょぬれの水遊びへと変換され元気に外遊びしてました。

 

遊びで体験「非認知能力」

教育評論家の親野智可等先生は、子どもの夏休みだからこそできる「遊び」を通して得た経験は、「非認知能力」という子どもの将来に大切な力を育むチャンスの時期とおっしゃっています。

幼児期において、笑ったり、はしゃいだり、大騒ぎしたり、たくさん感情を発散させることは、とても大切だといわれています。

たくさん笑って、感情を発散しているときは、脳の中の感情をつかさどる「扁桃体」が活性化するからです。
その後、静かになるときは、興奮している「扁桃体」に「前頭葉」という部位がブレーキをかけます。
「いつも静かにしていなさい」と言ってしまうと、この切り替えがなくなってしまいます。

遊びを通して、感情を爆発させているところにブレーキをかけるという経験をたくさんすることで、感情をコントロールする能力がつき、キレにくい子どもになるということが分かっているのです。

子ども未来研究所のアートセラピー子どもクラスでも

アートセラピーに基づいた画材を通して感情の発散、集中して創作するうちにクールダウンしていくというプロセスを、大切にしています。まさに感情をコントロールする能力を育んでいますね。

残りの夏休み時間 お子さんとお近くの子ども未来のアートセラピー教室でアートセラピーを体験してみませんか。

 

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