横浜ひよこ教室様にてアートワークセラピーを提供させていただきました!

横浜ひよこ教室さんは、横浜で長くお母様方の継続の心と理解から育まれた、ダウン症児を対象としたプレ幼稚園です。

ご依頼内容は、3歳くらいまでのプレ幼稚園に通われるダウン症のお子様方で、兄弟児も含むイベントとしてアートワークセラピーを提供して欲しいというものでした。
年齢の幅、障がいのいろいろから、今回は全員が楽しく遊べる共通のアイテムというところからプログラムが組まれました。
人数はお子様10名の保護者さま9名でした。

 

寒天アート

当日は感触遊びを目的とした寒天で感触遊びをご提供させていただきました。 まっさらな模造紙の上に嬉しそうにみんなが集まりました。
するとニコニコしながら寝転がって模造紙のするするした感触を、感じて嬉しそうにし始める子が続出。

「そんな遊びがあったなんて!」とスタッフ一同、お母さん達みんなで、模造紙の感触のスルスルをしばらく味わいました。
ひよこ教室の子ども達はどんなシーンでも本当に遊びの天才でした。

ではではと寒天を出すと、目を輝かせる子ども達。ぐちゃとしったり、スプーンですくってみたり、寒天を足にのっける子も居ました。
にこにこと遊ぶ姿に、私たちが幸せをもらいました。

あるずりばいをしている子が、時間中飽きることもなくずっと寒天を目の前に遊んでいました。お母さんとそんなに集中できる世界はどんな景色が見えているのかと見てみると、そのキラキラした世界が目の前に見えました。あまりに素敵でお母さんとこんなに素敵な世界が見えてたのかと感動して、なんとも言えない気持ちになり本人にも「素敵な世界を見ていたんだね」と伝えました。

保護者の皆さんも本当に素敵で、子ども達の姿に笑顔で対応し、自分の子どもの素敵さを見つめ、受け止めそして自らも楽しんでいました。
子ども達は、ほとんどが飽きることなく寒天の色や感触の世界にものすごい集中力で遊んでいたのが素晴らしかったです。

お友達どうしもみな仲が良くて、ほのぼのとしたひよこ教室のみなさんの様子に私たちが癒やされた一日でした。

 

発達に応じた素材の提供工夫

参加者の皆さんの中には、何でもお口に入れたがる時期のお子様や、ずりばい、お座りはするけれど歩行はまだなど、いろいろな発達段階のお子様方がいらっしゃいました。
その為、寝転んでいてもできる。みんなが好きそう。口に入れても大丈夫。
というこで、寒天遊びをご提案させていただきました。

ただし「飲み込みの力が弱い傾向にあります」と、ご依頼の聞き取りの際に情報がありましたので、寒天の固さも工夫して、遊べるし楽しいけれど、万が一誤ってお口に入れても大丈夫な素材でありながら、舌で潰せるくらいの固さで、安全と楽しさを確保してご提供させていただきました。

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