こんにちは。親子のアートワークセラピー教室【ぐるぐる！キングダム】主宰の奥田です。
ぐるぐるが活動している横浜市青葉区には、「神奈川県立あおば支援学校」があり、小学生から高校生までの子どもたちが通っています。
そちらの小学部から、図工の授業の一環としてアートワークセラピーのご依頼をいただき、子どもたちとアートを楽しんできました。
事前に、今回担当させていただくクラスの先生から、子どもたちは夏休み前にスポンジローラーを使った表現方法を学んだと伺い、「それならば！」と、ローラーを使ったもっとダイナミックな表現でみんなと交流させてもらうことにしました。
実施したアートワークセラピー
教室中をビニールシートで養生し、床いっぱいに模造紙を広げて準備はOK。
やってきた子どもたちは最初、ガラリと変わってしまった教室の様子に「なんだなんだ？」という表情で教室の隅っこに座っていました。
でもローラーを渡して、「この白い紙を色でいっぱいにしてね」と伝えると、あっという間に、それぞれの表現が始まりました。
ローラーをすばやく転がしてどんどん色を塗る子。
おしゃべりを楽しみながら色を広げていく子。
両手に絵の具をすくい取って感触を楽しむ子。
いくつもの色の絵の具を垂らしてじんわりとした混色を見つめる子。
手足に絵の具を塗って手形や足形をつけて遊ぶ子。
などなど。
ひとりひとりが自分らしくアートを楽しむ、とても素敵な時間でした。
アートした時間は30分ほどでしたが、教室に敷いていた真っ白な模造紙は、みんなの楽しい気持ちをそのまま色にしたような、明るく元気でカラフルな作品になりました。
こんなダイナミックな活動が、図工の時間にできるなんて！ と、この学校にいられる子どもたちをとてもうらやましく思いました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
