【教室の活動】杉並まぶりっく(東京都・杉並区)

こんにちは!東京都杉並区で活動している『杉並まぶりっく』です。

杉並まぶりっくは、主に杉並区にある井草地域区民センターを拠点にして活動しています。また、季節や素材に応じて野外活動もしています。
春の暖かな時には新緑を楽しみながら、夏には氷をたくさん使ってダイナミックに、秋には公園を散策しながら紅葉と落ち葉を素材にして、など野外でのアートワークも年に数回取り入れています。

今回は、11月25日に開催したアートワークセラピーをご紹介します。

 

まきまき だんだん ふゆじたく

森の動物達は、冬に備えて食物をいっぱい食べてエネルギーを蓄えたり、巣の中に落ち葉など敷き詰めて暖かく過ごす準備をします。私たちも温かいお鍋を囲んだり、コートやマフラー、手袋を引っ張り出して風邪をひかないように準備します。

まさに『冬支度』です。

そして、冬になるとお家遊びが増えますね。お家で何して遊ぶ?どんなものを食べようか?

子ども達は、『たくさん食べて元気に遊ぶ』がエネルギー源です。
今回は、暖かいお家で楽しく過ごすための冬支度をテーマにアートワークしました。

まずは、巻段ボールの感触遊びからスタート!
巻段ボールは、緩衝材として品物を包み保護するものとして使われていますね。アートワークセラピーでは、こんな日用品も魅力的な素材です。
子ども達の手に持ちやすいサイズにクルクルと丸めて紐で結び、小さなロールケーキのような状態で手渡しました。

「これ、何だろうね?」
手渡された子ども達は興味津々に感触を確かめました。
触っているうちに、

紐が解けてビローンと伸びちゃった!

真ん中を押したらニョキニョキ出てきたぞ!

あれれ、丸いのが2つになったよ!

色んな発見がありました。

感触を確かめたところで、まきまきだんだんゲーム☆
親子でこの巻段ボールがどんなものに見えるか考えて、みんなに紹介するゲームです。

「まきまきだんだん 何になる?♪」
の掛け声のあとに続いて
「まきまきだんだん、タイヤ〜!」
と、巻段ボールをそれらしく見立てて、見せながら紹介して順々に回していきました。

「まきまきだんだん 何になる?」

「まきまきだんだん、イヤホン!」
「まきまきだんだん、オバケー!」
「まきまきだんだん、くるまー!」

自分で思いついたものを得意気に披露する子、恥ずかしそうにパパの後ろに隠れながらちょっとだけ見せてくれる子、耳元でこっそりと大切なアイデアを教えてくれる子、色々な姿がありました。
どんな表現もその時のその子らしさがあり、クラスの温かさを創り出してくれています。そして、サポーターを含めたセラピスト達が、その表現を受け止め、見守りました。

イメージが十分に膨らみ、メインワークへ移ります。

ワタシ、ボク、ならではの冬支度ってどんなもの?

巻段ボールの他に、木の実や色つきの綿、毛糸やモールなど、温かくなりそうな素材を加えて、それぞれが思い描く冬支度をアートワークしました。

使う素材を選ぶ時間もいい時間☆
素材に触れてパッと思いつき、目を輝かせて保護者の元にかけ戻り、親子であれこれ相談しながらアートを楽しむ姿が幸せそのものです。あちこちでそんな姿が見られ、お部屋がじんわりゆっくり温まりました。

「カメキチのお家〜♪(最近のお気に入りの亀とピッタリサイズのお家)」

「お家で遊ぶコマ!」
「カラフルカレー、色んな味するよ☆」
「リスのおうち、テレビも冷蔵庫もあるよ」
「ペンギン〜」
「コンパクト♡」
「アイスクリーム製造機。(ボンドと謎の物体が粘土に練り込まれ、絶妙な感触!)」

子ども達の発想には何度も何度も驚かされます。ホントにすごい!

アートワーク後に、「お家にあるものとは違う素材が刺激になり、集中してつくり込む姿が見られて嬉しかった」と、参加者さんから頂きました。(お話の様子からお家でも工夫を凝らして丁寧にお子さまに向き合っていることが伺えました。)

杉並まぶりっくでのアートワークセラピーのよさは、お家ではなかなか揃えることができない素材や量、様々な子ども達と交わりながら場所を一緒に創り出すダイナミックさ、時に声をかけて表現に寄り添い見守るセラピストがいるところにあります。

是非遊びにいらしてくださいね。
お待ちしています!

 

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