子ども未来通信第20号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

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1:コラム モーリーの森
2:現在募集中の講座や教室情報
3:次回のお知らせ

子どもと一緒に雨の森に出かけてみましょう。
自然は
嵐の日も おだやかな日も
夜も昼も
憂鬱そうに見える日も
子どもたちへの一番大切な贈り物を用意しておいてくれます。

これはレイチェル・カーソンさん著の「センス・オブ・ワンダー」の一説です。

【センス・オブ・ワンダーとの出会い】

レイチェル・カーソンさん著の「センス・オブ・ワンダー」を
手にしたのは15年ほど前でした。

自然の中で子ども達とアートワークセラピーの教室をする
そう意気込んで自然環境のワークショップに参加して
どこかの市役所にお勤めの館長さんが
「アートセラピーってなに?自然の中で?」

私がこれから取り組もうとすることに興味を持ってくださり
教室を開催し始めた頃も私の話に色々耳を傾けてくださいました。

そしてプレゼントしてくれた本がこちらの
「センス・オブ・ワンダー」です。
読み始めたら30分ほどで読める本なのですが読まずに
ずっとしまいこんでおりました。

子どものアートワークセラピー教室を開催して15年
しまっていたこの本のことがなんとなく気になって
じっくりと読んだのは  なんと最近という。。。

【レイチェル・カーソンさんのことば】

帯に書いてあるメッセージが冒頭で書いた文章でとても素敵です。

レイチェルさんは地球の素晴らしさは生命の輝きにあると信じておられたそうです。

雨の日は晴れた日にはなかなか見れない光景が色々あります。
森に限らず、都会にも自然はあります。
水たまりにうつる空、草花についた水滴

子どもが水たまりで遊びたがるのはもしかすると写っている何かを
見ているのかもしれませんし
冷たさや濁りを確かめているのかもしれません。

それを子どもと一緒に見てみる 遊んでみる

「子どもといっしょに自然を探検するということは、まわりにあるすべてのものに
対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです」と
レイチェル・カーソンさんは本で綴っています。

本を読んで
そういえば 感性を磨く、その子らしさが輝く
何度も何度も アートワークセラピーのプログラムを考えるときに
向き合っていたなぁと 初心に立ち戻ることを思い出させてもらった
最近の出来事でした。

【幼少期の自然体験がもたらす教育効果】

子どもの体験活動の実態に関する調査研究によると(2010年10月)
子どもにとって「自然にふれる」ということは、子どもの「内なる自然」を
豊にする出会いがあり太陽、水、土、泥、緑などにふれること、
小さな昆虫の命に自分の命を重ね合わせたり、多種多様な生命とのつながりを
実感していくことが示されています。

また「わからないことは、そのままにしないで調べる」
「誰とでも協力してグループ活動ができる」
探求心や協調性が育まれることも調査されています。

「センス・オブ・ワンダー」自然に対する素敵なことばや
レイチェル・カーソンさんが子どもとどんなことを自然で楽しんでいたかなど
綴らています。ゴールデンウィーク、お子さんと自然で過ごされる前に
読むおすすめの本です。

written by アートワークセラピスト モーリー(桝岡未佳)
主宰教室
モーリーキッズわくわく冒険隊

現在募集中の講座や教室情報

子ども未来では、クラスの他にも、いろんな講座があります。

子どものクラスはアートを通して、その子らしさに出逢う事ができます。
各教室素敵なセラピストがいますよ!
全国のアートワークセラピー教室

~講師柴崎による子育てよろず相談会~全員回答します~

大人の教室も、私らしい子どもとの関わり方を見つめ直すきっかけになります。
すべて、自分を生きる事に繋がる講座です。
5月から1回目がスタートしますよ!
自尊感情を育てる4つのチカラー子どもに関わる大人の教室ー

次回のお知らせ

次回はちゃいの子育ても楽しくアハハとセラピストマインドがきらりと光る
「アートワークセラピストのアハハコラム」です。
お楽しみに!

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