子ども未来通信第19号 アートワークセラピストのアハハコラム

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

【春だ発散しよう】
アハハコラム担当のちゃいです。
かれこれアートワークセラピーのクラスを15年以上かかわらせてもらっていますが。
春の子どもたちのアートワークセラピーの現場事情のお話しをしたいと思います。

4月のアートワークセラピーの現場は、少しだけ荒れます(笑)。
あえてキャッチーな言い方をしましたが、発散をしたがったりいつもより激しい表現をしたがる子どもが多いなと感じます。

色紙の山などを用意しておくと、子どもたちはそれに飛び込んで息を切らせて、髪の毛まで汗をかいて遊びます。
そんな様子を目の当たりにすることが多くて、私は4月の現場は比較的発散を気楽にできる安全な素材を持ち込むことにしています。

【なぜ荒れるの?】
4月はなぜ、発散なのか。
想像しやすいとは思いますが、クラスのメンバーが変わる、教室が変わる、担任の先生が変わる、入学する子どもたちは登下校の場所も変わる。

わくわくもするけど、緊張もする、少なからずストレスもある、そんな感じでいつものなじみのアートクラスに来ると、バランスを保つために発散するのかもしれません。

春は、木の芽も出る花も咲く。冬の間縮こまっていた体も動きたい
そんな時に少し緊張することがあれば、発散したい心も体もほぐしたい気持ちになるのは当然のようにも思います。

【特に変化の多い小学1年生の春】
一年生の大変さはいろいろと言われています。
学校自体に慣れるのも一生懸命な中、習い事も小学生の部にうつってみたりお母さんと一緒だったものが別になったり、一気に変わることもあります。
アートワークセラピーのクラスでは幼児クラス(親子で参加)は小学2年生まで受け入れています。
発達面、きょうだい関係、家庭の様子を考慮していたらだんだんとそうするクラスが増えていきました。変わるものばかりの中、今では変わらないものがあることの安心感があってもいいかなと思っています。

もしも、新学期、学校から帰って、少し落ち着きがなかったり、突然大きな声を出してみたり、いたずらをするような行動があったら、緊張して頑張ってきたからかもしれません。
帰宅したら突然、普段はしないお昼寝をして元気をチャージするお子さんもいるかもしれませんね。

「春は発散」暖かい陽気にもなりました。お天気の良い日は特に新しいことなどせずとも、家族と公園などで開放的な気持ちで遊んでみる、お散歩してみる芝生で寝転んでみるのもいいかもしれません。

written by アートワークセラピストちゃい


現在募集中の講座や教室情報

子ども未来では、クラスの他にも、いろんな講座があります。

子どものクラスはアートを通して、その子らしさに出逢う事ができます。
各教室素敵なセラピストがいますよ!
全国のアートワークセラピー教室

~講師柴崎による子育てよろず相談会~全員回答します~

大人の教室も、私らしい子どもとの関わり方を見つめ直すきっかけになります。
すべて、自分を生きる事に繋がる講座です。
5月から1回目がスタートしますよ!
自尊感情を育てる4つのチカラー子どもに関わる大人の教室ー

次回のお知らせ

自然をテーマに活動続けているアートワークセラピストによる
「モーリーの森」15日頃です。
お楽しみに!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう