子ども未来通信第22号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

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1:コラム モーリーの森
2:現在募集中の講座や教室情報
3:次回のお知らせ

【土いじりにもってこいの期間がはじまりました!】

春の土用期間は、土(地)には土公神(どくうじん)という神様が土を支配するので
土いじりは避けた方がよいと昔から言われています。
その土用期間が5月4日で終わり
思いっきり土を触っても大丈夫な時期がはじまりましたよ

子どもたちはそんなことも知らず土を見るとつい触りたくなるみたいですね。

子どもの土いじりを見ている親としては
今?みたいなタイミングでされると
「あ~ 服が汚れる~」とか「あ~手が」と思ったりします。

【アートワークセラピーとしてのとらえ方】
アートワークセラピーでは、素材に触れる工程からセラピーがはじまります。

土や泥を素材としてとらえた時、
心にどのような作用、効能があるのかがわかると

服や手がちょっとくらい汚れてもまた洗えばいいか
それよりも「今」のタイミングでやりたがっているこの機会を
体験することの方が成長の糧になるかもしれません。
と、少し大袈裟に言ってますが。。。。

【土いじりの効能】
子どもにとって土いじり、泥遊びがいいんですよと聴いたことは
かつて耳にしたことありませんか?

「どんな効能があるのか」を具体的に知ることで
パパ・ママも安心して見守れるきっかけになればと思います。

そして子どもたちは大人、特にパパ・ママの目をまず一番に
気にして やっていいかな ダメかなを気にしますので
親の「いいよ やってみたら」の一声は「やってみよう」につながるでしょう。

土や砂いじりは、
子どもの体や動きをありのまま受け止めてくれる安心感があり
抗うつ薬と似た効用があり、脳に働きかけることがわかっています。
ブリストル大学とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者は、
土に含まれるバクテリアがマウスにどのような影響を与えるか観察し
抗うつ薬と同様の効果がマウスの行動に見て取れることを突き止めています。
クリスローリー博士は「この研究により、身体と脳がどのように伝達し合っているか、
そして健康的な免疫システムこそが精神を健やかに保つのに重要なのだと言っています。

今年小学生になった娘は、学校から帰ってきたら外で砂いじりを1時間ほどして
全身砂だらけになって帰ってきて
家に入ったらずっと練り消しを触っています。飽きずにずっと。
机の上にビヨ~ンと伸ばし、顔にひっつけたり
内心 「汚いなぁ」って思ってますよ 笑
でも黙って触らせています。いつか必要なくなる時がくると思います。

彼女が触る何かもアートワークセラピーの「素材」というとらえ方をすると
「今」彼女の心にとって安心する素材で気持ちを整えているのかもしれません。

【土いじり嫌って子もいます】
いくらいい効能であっても「嫌だ」って子もいます。
そういうお子さんには直接触らなくていい スコップとか軍手とかしてあげると
夢中に遊びはじめるかもしれません。

何に夢中になるかも子どもひとりひとり違うので
それに合わせた素材の遊び方ができるのもアートワークセラピーの特徴です。

土用明けのこの時期 土、砂いじり ガーデニング ぜひ親子でいかがですか。

written by アートワークセラピスト モーリー(桝岡未佳)
主宰教室
モーリーキッズわくわく冒険隊

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子ども未来では、クラスの他にも、いろんな講座があります。

子どものクラスはアートを通して、その子らしさに出逢う事ができます。
各教室素敵なセラピストがいますよ!
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5月から1回目がスタートしますよ!
自尊感情を育てる4つのチカラー子どもに関わる大人の教室ー

次回のお知らせ

次回はちゃいの子育ても楽しくアハハとセラピストマインドがきらりと光る
「アートワークセラピストのアハハコラム」です。
お楽しみに!

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