【教室の活動】ぐるぐるキングダム

こんにちは。横浜市で活動している親子のアートワークセラピー教室「ぐるぐるキングダム」、主宰セラピストの「あっちゃん」こと奥田彩です。

ぐるぐるは、「夢中で遊んでアートして、自分らしい人生を創造する力を育てる! 自分の人生のキングになる!」というビジョンを持ったクラスです。

今回は、4月に開催したクラスの様子をお伝えします。

2022年度は14人の子どもたち&保護者の皆様と、主に公園で活動しています。
住宅地の中にある、野原のような広場です。

 

青空の下、緑の上にみんなが集まると、それだけで楽しい気持ちになります。

広場の周りに小さな雑木林もあります。春には桜やツツジが咲き、秋にはどんぐりや落ち葉がたくさん落ち、雨上がりにはきのこがニョキニョキ生えてきます。子どもたちは来るたびに変わる景色のなかで様々な発見をし、自然のものを拾ってきて自分の作品に加えたりします。

4月のぐるぐるは、「この広場に、こんな動物がいたらいいな」をイメージしながら段ボールでアートしました。

しばらく「うーん」と考えこむ子もいれば、「何がいいかなぁ」とお父さんお母さんと相談する子、すぐに決めて作り始める子、ひとまず何も決めずに好きな色で段ボールを塗り始める子、とそれぞれのペースでアートが始まりました。

親子のかかわり方も、それぞれです。

子どものお手伝いをするお母さん、子どもを励まして見守るお父さん、はりきって自分の作品を作る大人もいます。

どんなかかわりもステキですが、やはり大人の方にも、ぐるぐるで自分の表現を楽しんでもらえると、とても嬉しいです。

「この動物は、広場のどこで何をしたいかな?」

完成した動物たちを、子どもたちが広場の好きな場所に配置しました。

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ウサギの親子は、桜の下で寄り添ってみんなを眺めています。
コウモリは木の枝にぶら下がって葉っぱに隠れています。
ドラゴンは林の中を飛んでいます。
戦うロボット犬も、空を飛んでいます。
チビゾウくんはあちこちをお散歩しています。
コアラは2本の足でスクっと立ってみんなを見つめています。
巨大なタコは広場の真ん中にできた海の中で泳いでいます。
ダイオウグソクムシは落ち葉の上を這いまわり、リュウグウノツカイは緑の海を気持ちよく泳いでいます。
他にも、ブタさんやシロクマ、オオサンショウウオ、おばけ、モグラ、テントウムシ、などなど、たくさんの動物たちが生まれて、広場はとてもにぎやかになりました。

アートワークセラピーでは、作品には作った人の一部が表れると考えます。
一つ一つの作品に、子どもの元気さや優しさ、面白さ、そんなユニークな魅力が表れていることを感じました。

ひとりひとりが自分らしくのびのびとそこにいる。

ぐるぐるはこれからもそんな場でありたいです。

ぐるぐるキングダム


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