子ども未来通信第32号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。



 

秋の実りでアートセラピー

秋の実りの時期ですね。
どんぐり、栗、梨に柿、銀杏 etc

秋の実り「落花生」を見て殻に色をぬってみたいとひらめいた娘、まるちゃんマニキュアをぬったらどうなるか試してみたいとのこと。
何か素敵になる作品づくりというよりは塗ってみたらどんな風になるか試してみたいという好奇心がある様子。

いろんな色を二度塗り、三度塗りしひたすら集中するまるちゃん
枠のある塗り絵や画用紙にぬる感覚とは違って、殻には凹凸があって、ましてやマニキュアだと思ったとおりの色がつかないという現象。
手にもベタベタついても おかまいなし。

いつまでやるつもりなの?  とか
わぁ 手汚れてる~~  とか
まるちゃんがやってることにストップかける言葉が湧き出てくる気持ちをおさえしばらく黙って観察してみました。

(とうとうピンセットが登場するまで専門的!!笑)

「ママもやってみ  楽しいで」とすすめられ。。。。
やってみました。

凹凸感、塗り重ねるの繰り返し。なんだ 夢中になるこの感覚

素材のアートセラピーだ!

 

やり終えたあとのまるちゃんは、達成感を得た感じ。
わたし:「やってみてどうやった?」
まるちゃん:「楽しかった!」満面の笑み。

翌日、学校の先生に今回の体験を話したそうで「見てみたい」と先生に言われたそうで学校へ持っていきました。

色塗り体験と、脳への刺激

学校のお友達から、「これどこに売ってるの?」と言われたそうで、自分で落花生の殻にマニキュアで塗ったことを説明し、誇らしげに学校から帰ってきました。

色を塗ることは脳全体を使い活性化させる作業といわれています。
塗り絵も脳を活性化させる家で取り組めるアートセラピーです。

色の塗り方を考える →前頭葉(創造、思考、意欲、情操などを司る)
色を塗る→運動野(体の運動の指令を発信する)
出来上がったものを見る →頭頂葉、後頭葉

塗るだけの行為だけでなく考える、実際に行動にうつすという様々な刺激があり、達成感や満足感を得るとその喜びでドーパミンが脳に放出され良い刺激となります。

子ども達のひらめきや発見がアートで引き出される 秋の実りの時期 アートとともに秋を楽しんでみませんか。

11月3日に朝霞の森で行われる親子のアートセラピー開催します。
自然の中でのアートセラピーぜひ体験ご参加ください。

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