子ども未来通信第42号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。



 

人間も虫も活発に動く時期がやってきました

4月も中ごろとなり、桜色が緑に変わり黄色い菜の花畑がここ奈良では見かけられます。

コロナ禍の緩和からお花見へと足を運ぶ方が増えて静かな春から賑やかな春へと移り変わってきたような気がします。

娘のまるちゃんは、てんとう虫を捕まえてきて数週間飼育したり、シロツメクサやれんげ、タンポポを学校の帰り道に持って帰ってくる、そんなお年頃 小学2年生となりました。

1年生の時の担任の先生が虫かごを持ってきていいよ、採ったお花は入れる空き容器をくれるような先生で虫や植物に戯れる機会をつくってくださいました。
先生がそういう機会をせっかくつくってくれているのに私が「え~ 虫~とか え~どこからとってきた花?」と内心思いつつも拒むわけにもいかずてんとう虫の飼育にしばしお付き合いしました。

ファーブル昆虫塾の代表の方がこんなことをおっしゃっています。

子どもたちは遅くとも10歳くらいまでのあいだに、仲間と自然の中であそぶのが望ましい。
その間に人間として必要な、様々な感覚、能力を身につけるのであって、それは現在の人工的環境では育ちにくいものである。

むし好きの子どもたちはどう育っていくのか。
むしとの接し方は子どもの脳の発達と対応しているそうです。

子ども時代にむし好きだった人が観察、研究から、研究会や財政会の一選で活躍している例も多々あるようです。むしとは何かという探求心はいづれ自分とは何者かに変わりってくると塾長が語っておられます。

子どものそばにいる大人の一声や対応で 子どもの興味や探求心を行動に変えるきっかけになるかもしれないと思うとすぐに、「やめておこう」という親のブレーキサインから「見守り」サインに変わると、大袈裟な考えかもしれませんが地球の色んな虫を救うことになるかもしれませんね。

 

おとなとこども 一緒に体験できる 自然の恵みをいただくこと

小さい頃から食べたり飲んだりできる草(ヨモギやミントなどのハーブ)をとっては饅頭にしたり乾燥させてお茶にして飲んだりをしていたまるちゃん。

いろんな雑草の中から「これはヨモギ」「これはミント」と見つけだします。

そして、摘んでにおう。(動物みたいですね)
散歩中に見つけたり 家に植えたり(ハーブは増えていきます)しながら身に付けていったという感じです。
その植物にあるときは 虫がついていることもあります。

今の時期はタンポポが沢山咲いています。
タンポポなどの花の蜜を吸う虫は、同時に花粉を運ぶという重要な役割も担っています。
虫も密を吸う花を私たち人間も自然の恵みをちょっといただく。

自然界と人間は繋がっていることを タンポポ茶をつくり、飲んでみることで体験してみました。

虫がちょっと苦手  という大人の方は まずは植物に目をむけてみるのも春を楽しむおすすめ体験です。

 

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