【研修協力】宮城県子ども総合センター様(2023年12月)

宮城県子ども総合センター様からのご依頼で「子どもの感性をひらきおとなも共に楽しむアートセラピー」というタイトルで研修をさせていただきました。

こちらは宮城県名取市にある児童育成のための県の機関で、こころのクリニックや、療育デイケア、発達障害の支援などを包括的に行っています。

「どうして宮城県から東京の子ども未来に依頼してくださったのですか?」と伺うと「子どもとアートセラピーで検索すると、どこをどう通っても子ども未来に辿り着くんです」とのこと。
なんだかうれしい気持ちになりました。

 

子どもの感性をひらきおとなも共に楽しむアートセラピー

今回の研修には宮城県内の保育士さんや児童館の職員さんなど普段から現場で子どもに関わっている方たち25名が参加されました。
午前中は講義形式で、アートセラピーの効果、子どもとアートセラピーについて、美術とアートセラピーは何が違うのか?などを、実際に身体を動かしたりクレヨンで線を描いたりという簡単なワークを交えてお話しさせていただきました。
子どものアートワークの例として紹介した子ども未来研究所の写真から、実際に子ども達に提供するアートワークのヒントを受け取っていた方もいらっしゃいました。
ただ研修を聴くだけではなく、メモを取りながら自分の現場でこれがどう活かせるかまでイメージしている方も。こんな方達に関わってもらえるお子さんは幸せだなあ・・・と思いました。

午後は「大人も楽しむアートセラピー」と題して、ワークショップ形式の研修をしました。

子どもと関わるときに私たちが大切にしていることのひとつとして「承認」というものがあります。作品の優劣を評価するのではなく、作品を作るプロセスを大切しその人の存在を認めていくというものです。
そのことをこのワークショップで体験していけるように、アートの時間の他に1人1人が自分のアートについて話したり、他の参加者から言葉をもらったりする時間をたくさんもうけました。
支援をしている方たちは、人の話はよく聴くけれど自分の話を聴いてもらうことって少ないと思うのです。
みなさん、笑顔でアートについて話したり質問をしたりしていらっしゃいました。

子どものために学びに来た研修だけれど、帰る時には大人である参加者の皆さんがちょっと元気で笑顔になっている姿がとても素敵でした。
私自身も楽しく講師を務めさせていただくことができ、みなさんに感謝しています。
もっと東北にアートセラピーが広がっていくといいなあと思いました。

 


 

子ども未来研究所では、各種法人様・教育機関様の研修・セラピスト派遣・イベント企画など様々な取り組みにご協力させていただいております。

講師・セラピスト派遣の
詳細はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう