2023年グロースセミナー活動報告NO.2
『サポーター編』

活動報告を読む前に

グロースセミナーには、たくさんの想いをもった大人たちが関わっています。
子どもの頃から子ども未来の活動に参加して、クエスト総合研究所でアートセラピーの学びを終えて、子ども未来のセラピストとして活動している人もサポーターとして参加している人もいます。

グロースの子どもの感想ではなく、環境を提供する大人の感想をどうぞお読みください。

 

サポーター内田夢人さんの活動報告

サポーターとして参加しました。
子どもたちの成長の場を作り、自分の成長にも挑戦していくグロースは「自分が自分の人生の源、主人公である」ことを改めて感じる場であり、生き生きと自分を表現している場でもあります。

グロースでは子どもが自分たちでチームを作るのですが、子どもたちに帯同のサポーターはずっと1つのチームに帯同するのではなく、子どもたちにとって安心安全で成長にコミット出来る環境を作るために、プログラムや日によって臨機応変に色んなチームについてサポートをします。
そのため多くの子どもと関わるのですが、初日に帯同したチームに3日目に再び戻ってくると、子ども同士の関係性が作られて協力する姿や徐々にチームが育っていくのが見えます。

今回印象に残ったこととして、2日目の山登りであるチームに帯同した際、先頭の子はどんどん先に行ってしまい、最後尾の子は熊や自然への恐怖でチームに声をかけるも届いていない、真ん中の2人は初参加で自分のことで精一杯。
途中からは言い合いにもなり殺伐とした空気が漂ってとてもチームとして登っているとは言えませんでした。
このままでは怪我につながる恐れがあったため一旦止めて、「このチームはこのまま登るの?チームの人が今何をしているかわかってるかい?初日のチーム決めの時あれだけ時間をかけてこのチームでやろう!と自分たちで決めたチームでしょ?だったらこのチームで最高の価値を作ろうよ。自分たちで作るんだよ。」と伝えました。

子どもたちの中で何を思ったのか、何か気づいたことがあったのかはわかりません。
その後も子どもたちがバラバラに行動している時が何回かあり、その度にチームを止めて「チームで作る価値」について話しました。
子どもたちに伝えたいことが伝わっていたかはわかりませんし、伝わっていたとしてもすぐにチームが変わるわけでもないのかもしれません。それでも同じ時間を共有していくごとにチームは成長していき、4日目の承認の実習の時に、子どもたちがお互いのすごいと思ったところを伝えて承認しあっている姿を見て、2日目にバラバラだったチームがお互いのことを認めていることに感動しました。

子どもたちの成長の尊さ、そういう場を作っている自分たちへの誇らしさを感じ、私はグロースを通じて自分のことを認めて好きになる感覚を味わいます。

そして子どもたちの心にグロースの体験が残り、将来の自分を支えてくれるメッセージとして残っていたらいいなという思いがあります。
子どもたちの成長のために、今後も自分がしたいことをしようと思ったグロースでした。

 

サポーター内山知絵さんの活動報告

はじめてグロースサポーターで参加し、子どもたちが決めたことに懸命に取り組む姿に心打たれました。
また、私自身も一緒になって走ったり叫んだり、大自然の中で全力で実習をやり抜けたことがとても嬉しく心が解放されました。

特に心に残っているのは、登山やマウンテンバイクの実習のときに、子どもたちと一緒に離れたチームに向かって「ここだよー!」「がんばれー!」「ありがとうー!」「おかえりー!」「ただいまー!」と大きな声を掛け、呼び合ったことです。
その姿とエネルギーは真っ直ぐに自分自身の存在が今ここにあることを主張していて、仲間たちと呼応し合っている様子に勇気をもらいました。
私たちはそれぞれ自分の人生を生き、でも決して一人じゃない。とその時強く思いました。

そして、最終日のミドルネームの実習で全員の宣言を聞き、子どもも大人も、まさに、全員が主人公なのだ!と感じました。
子どもたちの成長を傍で感じながら私自身も存在が色濃くなった5日間でした。
参加出来て本当によかったです。

 

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