【教室の活動】こあっぽあーと(東京都・小平市)

こんにちは!東京都小平市で活動している『こあっぽあーと』です。

私たちは、東京都小平市にある小平市民活動支援センターあすぴあにて活動しています。

アートセラピーの技法をもとにしたこあっぽのアートワークには、科学的視点やファンタジー要素がたっぷり詰め込まれています!
大人も子どもも一緒に「広い世界とその中にいるかけがえのない自分」を感じる時間を大切にしています。
そんなこあっぽから、今回は12月の活動をご報告します。

 

誰も知らない深海の世界!

宇宙よりもたどり着くのが難しいとされている深海。地球上で唯一人間が到達していない場所でもあります。どんな生物がいるとおもう?真っ暗な世界ってどんな感じだろう?
そんな未知の空間を、こあっぽみんなで部屋いっぱいに創造していきました。

「おはよう!」
部屋に入ると真っ黒の世界。
笑顔になるとともに、ダイナミックな遊びが始まりました。
ビニル袋をボールのようにして遊んだり、紙の中に埋もれてみたり…そして全てを真ん中に集めてダイブ!その姿はまるで海の中で泳いでいるかのよう。
さあ、深海へ行く準備は万端です。

「この生き物不思議な形!」
「海の底ってこんな風になっているの?」
みんなで絵本を読みながら深海のイメージを膨らませていき、まだ誰も見たことのない深ーい深ーい海の世界を表現していきました。

「さめに食べられちゃうかも!」と言いながら、キラキラ笑顔の生き物を作りだす子、丁寧に丁寧にガラスの瓶に好きなものを詰め込んでいく子、「みんなの明かり」と言いながら暗い世界を照らす光を作り出す子…それぞれが自由に深海の世界に思いを馳せ、イメージの中で自分自身の存在を感じているようでした。

…さて、急に部屋が暗くなりました。
深海の案内人が特別なライトを当てると、そこには輝く世界が…!

「この絵の具、光ってる!」
そう。今日用意したのは、深海特別仕様の絵の具なのです。

今作った深海の生物にとって居心地がよくなるような世界を描いたり、さらにこんな生物がいたらいいなと思うものを描いたり、どんどん世界が広がっていきました。

壁に描いているうちに、みんなの作品にも絵の具がついていきます。自分が作り出した生物が、まるで深海の世界に入り込んでいくようです。さらには、自分自身の洋服にも手足にも、絵の具は広がっていきます。

個の世界から、みんなで作り出す世界の中へ。

一人一人が、この広い世界の一員であること。
一人一人が大切な存在であること。
自分自身の「やりたいこと」を大事にすることで、こんなにも世界は広がっていくこと。

そんなことを、こあっぽのみんなで伝え合いながら、ワークは終了。

深海の案内人の掛け声とともに地上に無事戻ってきました。

実は地球の大部分が、人間の手の届かない場所。
そこでは日々、私たちの知らない生き物たちの生活が営まれ、想像もしないようなことが起こっています。
自分自身もそんな営みの一部であることをアートワークを通じて感じ、自分はかけがえのない存在なんだと気づく。
そんな時間を大切にしながらこあっぽあーとは毎回過ごしています。

地球や、未知の生き物の持つエネルギー、そこでの時間の流れを感じながら今後も過ごしていきましょう。

 

こあっぽあーとの詳細はこちら

 

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