【教室の活動】心のアトリエ・キャンバス(埼玉県・越谷市)

こんにちは。
埼玉県越谷市で活動している『心のアトリエ・キャンバス』のアートワークセラピスト 内田夢人です。

心のアトリエ・キャンバス』は小学生を対象にしたアートワークセラピー教室で、越谷駅近くの越ケ谷地区センターや北越谷駅近くの北越谷地区センターで月1回、主に日曜日に開催しています。

ビジョン

キャンバスでは『あれもしたい、これもしたい』をビジョンに掲げ、子どもたちが安心してのびのび自分を表現できるクラス作りを大切にしています。

そして子どもたちが表現したアートや教室での様子を承認しています。
たくさん自分を表現してまわりから認めてもらう体験は、自尊感情を高めてくれると思っています。

あれもしたい、これもしたい
そんな感覚を持った子どもは自分を信じて行動する力が養われていくのではないかと思っています。

私自身も子どもの時にアートワークセラピー教室に参加していて、自分を自由に表現して認めてもらった体験は大人になった今でも心の中に残っています。心の支えになっていたり、自分を信じる力を思い出させてくれます。

子どもの時に体験した温かい経験を、今度は伝えていきたいと思い、アートワークセラピー教室を開催しています。

クラスでは絵具、粘土、スライムや氷、自然素材など様々な素材を使ってアートワークを提供し、子どもたちの好奇心や感性、想像力、創造性を育んでいける環境を提供しています。

今回は3月から5月までのクラスの紹介です。

 

3月のクラス

3月は修了式をしました。
子どもたちの1年間の様子、素敵なところを承認して今年度を完了します。

「○○ちゃんの楽しそうな姿に元気をもらったよ」
「○○くんと一緒に遊べて嬉しかったよ」
「○○ちゃんの最後まであきらめない姿に勇気をもらったよ」
「○○くんのお話たくさん聞かせてくれてとてもわくわくしたよ。ありがとう」

子どもたちに一区切りだという意識があったのかはわかりませんが、みんないつも以上に真剣な表情で、承認の言葉を素直に受け止めていました。

子どもたちにたくさん承認の言葉を伝えましたが、クラスが終わってみると自分の心がほっこりして満たされていることに気づきます。
承認は受け取る側だけではなくて、与える側も満たされるんだなと改めて気づいたクラスでした。

 

4月のクラス

4月はTシャツ作りです。
絵の具を使って「じぶんのいろってどんないろ?」を想像してアートしました。

絵の具を混ぜると思いもよらない色になったりして、新しい色を発明しようとしている子がいたり、子どもたちみな絵の具の混ざり具合を楽しんでいました。

絵の具を垂らしてたっぷり使う子、筆で丁寧に絵の具をまぶす子、なんとなくTシャツに描いていく子や考えてから描く子。
子どもたちそれぞれの個性がアートのプロセスや表現に表れていました。

素材としても柔らかく伸びて変化していく絵の具は
子どもたちの表現を一層手助けしているようにも見えました。

自分も時には絵の具のように柔軟にありたい。
そう思ったクラスでした。

 

5月のクラス

5月はスライムです。
とにかく感触を味わう時間です。

食紅を使っていろんな色のスライムを作ったり、洗濯のりをたくさん使って大きなスライムを作ったり、ちょうどよい柔らかさを目指して素材の配分を考えている子もいました。
みんなスライムに夢中で実験を楽しんでいるようにも見えました。

触って面白い。形が変わって面白い。
あのなんとも言えないスライムの感触を味わっている子どもたちの目はまっすぐ澄んでいてキラキラしていました。

一つのものにとことん向き合う時間は、集中力や感性、粘り強さを育むのかもしれないなと思ったクラスでした。

 

子どもの可能性と自分の可能性

クラス後の振り返りで自分なりに学びを見つけるように心がけているのですが、子どもたちの様子から気づかされることがとても多いです。

子どもたちの無邪気さであったり、大胆さであったり、
丁寧さだったり、気遣いだったり、
楽しむ心、おおらかさ、素直さ、
粘り強さ、イメージの力、協力することetc.

子どもたちの可能性を育むことを大切にしてクラスを開催していますが、気づくと自分自身の成長のヒントを子どもたちから学んでいて、実は自分も自身の可能性を育てているのではないかと思うことがあります。
私はそんな自分のクラスが好きです。

子どもたちと共に遊び、学び、成長していく
次回のクラスも楽しみです。

教室の詳細を確認

 

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