子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。
想像力を育てるおうち遊び
毎日東京は3万人の新規感染者が増えています。
一週間以上おうちに閉じこもっているのは子どもやその保護者の方にとってはとても大変な事ですよね。
おうちで過ごしている子ども達と、簡単にできる楽しいアートセラピーを基にしたアートワークをご紹介します。
想像力を育てる遊びです。想像力は生涯にわたって、人を支えてくれます。困難にあたったとき、お友達の気持ちを想像するとき、自分の人生の先を決めるとき、大切な人との別れあらゆるところでその人を助けてくれます。
【想像力で育むおうち遊び】
「これなーんだカード」遊ぶ人数はカードの枚数分遊べます。
■ 用意するもの
- 油性ペン(黒)
- 水性ペン(いろんな色)
- 牛乳パック1つ
- 濡らしたティッシュ
■ 遊び方
- 牛乳パックを洗ってカードサイズに切ります。(6枚~8枚くらいになります)
- 油性ペンで○や波線、何だかわからない形を適当に書きます。
- 目をつむって家族みんなでせーので同時に選びます。
- 水性ペンで想像したモチーフを描いて見せあいっこ。3分以内に描けなければ負けです。
- それが何なのか、生き物ならどんな生き物なのか、何をしているところなのか、性格、特徴、例えばお花ならどんなところに咲いているのか、周りの人がとにかく具体的に聴きます。時間は1分。
聴かれた質問に「わからない」という答えを3回したら負けです。
話は、描いた絵について全員に聞いていきます。
- お話が終わったらティッシュで消します。(牛乳パックにした理由は消せるからです)
- 再び手持ちの同じカードで想像します。その時にすでに場で使われたモチーフは次に描いてはいけません。
- 描けたらまた、具体的に話を聞いて。これを繰り返します。アイディアが浮かばなくなった人の負けです。
遊び方のポイント
この遊びはどれだけ柔軟にいろいろと想像出来るかが鍵となります。そして具体的にその描いたモチーフについて聴くところも大切です。そのモチーフについて語る事も想像力を育む効果も期待できますが、そればかりでなく、そのカードの印象が着いてしまうと、全く違うものをそこに想像していくことが、大変になるので、いかに相手のその絵のイメージをつけてしまうかが勝因に繋がります。
アートワークセラピーなので絵の上手い下手は関係ありません。イメージすることが大切です。
やっているうちい「アハハ」と笑ってしまう。おうちでのアートワークセラピーぜひお試しください。