子ども未来通信第44号 モーリーの森

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。



 

アートセラピーや自然を囲んで世代を超えたコミュニティ

先月号で2年生(7歳)まるちゃんの興味が生き物飼育にあるお話をさせて頂きましたが多肉植物にも興味があります。

「多肉植物」とは、葉や茎、根に水分をためられる、多肉質の植物の総称で南アフリカや南米など、雨の少ない地帯が主な原産地。砂漠や海岸といった、極度に乾燥した環境や塩分の多い土地で生き抜くために、適応したと考えられています。原種、品種改良ともに個性豊かで、色の変化や花を楽しめるタイプもあります。

興味を持ちだしたのは2年ほど前、5歳くらいからで、家の植木鉢に多肉の葉っぱを1枚置いておくと、根が生えて増えていく、それが不思議で楽しいようで、新しい多肉植物を見つけたら増やす、観察をしていました。

とある日にご近所の方が趣味で、多肉クラブをつくり、多肉シェアをして楽しんでいるという話から、実は、娘も多肉が好きな話をすると分けてくれることになりました。

「シェアしよう!」と。

年齢でいうと  40歳差ほど
世代を超えて  多肉の話で盛り上がる2人

まるちゃん:「この多肉持ってる?」

お隣さん:「持ってない~ほしいなぁ」

まるちゃん:「あげる~。」

お隣さん:「このぷくっとしてるのが好きやねん」

まるちゃん:「じゃぁ こういうのは好き?」

お隣さん:「好き 好き」

自分の多肉をまるちゃんに分けてくれて、新しい鉢に植え替えるのを見守ってくれたお隣さん。

会話をして、鉢から鉢へのお引越し会が開催されて 約2時間。。。
私が、途中で用事で家へ戻ってもまだいろんな多肉シェアが玄関先で開催されていました。

言葉の間にあるコミュニケーション

年齢差を超えて2時間も2人がコミュニケーションをとれたのは何故でしょうか。

言葉だけではないコミュニケーションが間にあったからではないでしょうか。

今回は多肉が間にありましたが
これはアートセラピーでもよくある出来事でして

「この色好きやねん」の一言から始まり、普段は見えない人の内面がみえてくる。

「私の今の気持ちの色ってこんな感じ」とか
「この色見てるとほっこりする」とか
人の思いや気持ち、考え方が言葉となってアートで

まるで会話に花が咲くようなアートセラピーの体験をしてみませんか。
オススメです。

世代を超えて
言葉にアートが加わることで生まれるコミュニケーション
会話に花が咲く

親と子、大人と子ども 言葉だけでは何か伝わらない  
特に言葉がはっきりしていない小さいお子さんと大人との間

そんなときにアートを用いて話ができたり、聴けたりすると
双方の間に共通点ができてお互いを尊重しながら伝わり、伝えることができる

アートで花が咲くような体験  いかがですか。

 

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