こんにちは。横浜市にある親子のアートワークセラピー教室【ぐるぐる!キングダム】です。
ぐるぐるでは、「思いきり遊ぶこと!」「自分の世界をとことん表現すること!」を大切にしています。
おはなしづくり
9月のクラスでは、ぐるぐるとしては初めての「おはなしづくり」のアートワークをしました。
まずは、色画用紙や包装紙といった、様々な紙をびりびり小さく破くことからスタート。
そして気に入った切れ端に、めだまシールを貼ってみると・・・新しいキャラクターが生まれました。
誰も見たことのない、世界中のどこにもいなかったキャラクターたち。
「これはタコ!」
「トビウオ!」
「おばけ!」
「なんだかよくわからない!」
子どもたちは、次々とひらめいたアイディアを教えてくれました。
そこへ、真っ白な画用紙=「えほんのこども」が登場します。
みんなが生み出したキャラクターが「えほんのこども」に飛び込むと…「おはなし」の始まりです。
いつも元気いっぱい! しゃべることも運動することも大好きなAくんは、最初に小さな黒いお魚を作りました。そうしたら、大きなクジラも作りたくなり、おはなしの舞台は海になりました。
「広い広い海にしたい!」
と言って青い素材をたくさん集めてきてつなぎ合わせ、長~い仕掛け絵本のような大きな絵本ができました。
小さなお魚や大きなクジラに仲間を増やしてあげたり、クジラと魚の追いかけっこが始まったり、海の中には魚が隠れる場所があったり。Aくんのイメージが絵本という形になり、作った絵本を見ることでまたAくんのイメージが広がっていきました。
絵本の中のような大きくて楽しい世界が、Aくんの心の中にもきっと広がっているんだと思います。
Aくんは「帰ったらおばあちゃんにもこの絵本を見せてあげる」と言って、とても大切そうに作品を持ちかえりました。
Nくんは、最初に大きなトビウオを作ったのですが、そのトビウオはとても大きかったので、教室で用意した「えほんのこども」には収まらず、飛び出す絵本のようになりました。
そしてそのトビウオが登場する「ラスターのぼうけん」という、ワクワクの冒険物語を作りました。
MNくんは、絵本自体にタイヤをつけて、「かいじゅうが乗っている、走れる絵本」を作りました。
HちゃんとAちゃんは、好きなものをめいっぱいつめこんだ、花束のような、宝箱のような絵本をそれぞれ作りました。
小学生のKちゃんは、短い間に短編小説のような作品を書き上げてしまいました。主人公の女の子が、目標のためにチャレンジをする、とても力強い作品でした。
MSくんは、大好きな「はたらくのりものずかん」を作り、Sくんは妖怪や動物や乗り物など自分の好きなものをギュギュっと集めたユニークなアートを作っていました。
絵本を見せてくれる時の、子どもたちの誇らしげな表情がとても印象的でした。
ぐるぐるが、こどもたちにとって、自分の大切な作品を安心してシェアできる場になれていることが、嬉しいなぁと改めて感じました。
みんな、どうもありがとう!!