子ども未来通信第17号 アートワークセラピストのアハハコラム

子どもたちひとり一人が、自分を認めて、お互いを認め合う世の中を創り出すこと
子ども未来通信は、子ども未来の活動内容やアートワークセラピストの視点から語る子どもたちの様子や心の成長などをコラムを通して皆様にお届けしていきます。

子どもの自立に大切な遊び、ベタベタの素材遊び
アートセラピーと子どもで、切っても切れない遊びそれは、感覚の遊び、ベタベタ素材です。
ベタベタの素材は母子の関係に深い関係があると言われています。

お母さんの羊水と似ているとも言われています。

最近ベタベタの苦手なお子さんが多く居て「私が厳しすぎたからかしら?」
と気にするかたもいます。

でも、これは個人差、障がいの有無、反抗期、いろいろ理由はあるのでクラスで見ていると一概に言えないなと思って私はみています。

この素材のいいところは、自分の感覚を開いていくところなんです。
そこがとてもいいところだなと思い子どもたちに提供しています。
「気持ちいい」「気持ち悪い」を知ることこそ自立の一歩目だと私は思っています。

例えばお母さんがずっと自分の思い通りに動いていると気持ちよくていいのだけど、それでは自立にならない「ちょっとおもっていたのと違うのに!」これがあるから自分と違う人物だと認識して、離れていくことが出来るのだそうです。親の子どもへの勘違いや、子どもの理想の親ではない部分が自立を促しているのです。

スライムも似たようなところがあって、なんとも思い通りにならないところや気持ちいい側面、まとわりついて気持ち悪い側面などいろいろな関係を見せてくれます。
楽しく遊びながらセラピストに「どんな感じ?」と問われ「きもちいい」「いやだ。」「手を洗いたい」など、その子の感じる事を受け止められて自分の感覚を認めていくのです。
気持ち悪ければ、洗えば大丈夫、また遊べば良い、また気持ち悪ければ洗う、気持ちよくていつまでも触りたかったらさわるのもいいのです。

触ろうともしないお子さんもいます。それも自分の気持ちを表している一歩と捉えればそれで良いのだと私は考えてます。

そして更に、遊んでいくと、自立していく課程で親との間にできる隙間のような距離を埋めていくのが想像力といわれています(自尊感情を育てる4つのチカラより)。その想像力はスライムを触っている間に産まれてくる物語や、ごっこあそび、みたてあそび、でする事が出来るのです。

【ベタベタ素材、母子関係に関係のある素材たち】

written by アートワークセラピストちゃい


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